モトクロスを始めたばかりの頃、僕はとにかく腕だけでバイクを抑えようとしていました。
ハンドルを強く握って、バイクが暴れないように腕の力だけで支える。
当時はそれが普通だと思っていました。
でも今振り返ると、かなりバランスの取りづらい乗り方だったと思います。
しかも、腕だけに頼っていると本当に疲れます。
走っているうちに腕がパンパンになって、走行後には手が動かしづらいと感じるほど疲れることもありました。
そこでモトクロスの先輩から教えてもらったのが、ニーグリップの大切さでした。
この記事では、僕が腕だけに頼っていた頃から、膝やふくらはぎを使ってバイクを支えるようになるまでの経験をもとに、ニーグリップについて紹介します。
最初は腕だけでバイクを抑えていた
モトクロスを始めた頃の僕は、バイクを安定させるために、とにかくハンドルにしがみつくような乗り方をしていました。
加速したときも、路面が荒れているときも、バイクが動くたびに腕の力で何とかしようとしていました。
その結果、すぐに腕が疲れます。
走行中ずっと手や腕に力が入り続けるので、走り終わる頃には腕がパンパンになっていました。
今になって思うのは、バイクを支える仕事をほとんど全部、手と腕だけに任せていたということです。
それでは疲れるのも当然ですし、バランスも取りづらかったと思います。
モトクロスの先輩からニーグリップを教えてもらった
そんなとき、モトクロスの先輩からニーグリップについて教えてもらいました。
言われたのは、腕だけでバイクを抑えるのではなく、膝やふくらはぎも使って車体を支えるということでした。
実際に意識してみると、今まで腕だけで受け止めていたバイクの動きを、下半身でも支えられるようになっていきました。
僕の場合は、膝やふくらはぎを使ってバイクをしっかり挟む感覚を意識しました。
この感覚を覚えたことで、
「バイクって腕だけで乗るものじゃないんだ」
と初めて実感しました。
ニーグリップを覚えると腕だけに頼らなくなった
ニーグリップを意識するようになってから、一番変わったのは腕だけに頼らなくなったことです。
それまでは、バイクが前後左右に動くたびに、腕で何とかしようとしていました。
でも、膝やふくらはぎなど下半身も使って車体を支えるようになると、体全体でバイクを扱えるようになっていきました。
腕にまったく力を入れないという意味ではありません。
ただ、
腕だけで全部を支えようとしなくてよくなった。
僕にとっては、この違いがかなり大きかったです。
結果として、以前よりもバランスを取りやすく感じるようになりました。
加速するときにもニーグリップは大切だった
僕がニーグリップの大切さを感じた場面の一つが、加速するときです。
バイクが加速すると、体は後ろへ持っていかれそうになります。
ここで腕だけで体を支えようとすると、ハンドルを強く引っ張るような状態になりやすく、すぐに腕が疲れてしまいます。
そこで下半身でも車体を支えるようにすると、腕だけで耐える必要が少なくなりました。
僕自身、
加速するときほど下半身を使うことが大事なんだ
と感じるようになりました。
ジャンプでもニーグリップを意識した
モトクロスではジャンプする場面もあります。
ジャンプではバイクと自分の体が一緒に動くので、車体をどう支えるかがとても大切になります。
僕もジャンプするときには、膝やふくらはぎを使ってバイクとの一体感を保つことを意識していました。
もちろん、ただ強く挟めばいいというわけではありません。
体が固まりすぎると、今度はバイクの動きに対応しづらくなります。
それでも、腕だけでバイクにしがみつくのではなく、下半身も使って車体を支えるという意識はかなり大切だと感じました。
コーナーでもニーグリップは役に立った
コーナーでもニーグリップは重要でした。
バイクが傾いたり、体を動かしたりする中で、下半身で車体を感じられるとバランスも取りやすくなります。
僕自身、ニーグリップを覚える前は腕ばかりに意識が向いていました。
でも、膝やふくらはぎでバイクを支えるようになると、
「手でバイクを操作する」というより、「体全体でバイクを動かす」
という感覚に少しずつ変わっていきました。
常に全力で挟めばいいわけではない
ここで一つ大事なのは、ニーグリップは常に全力でバイクを締め付ければいいというものではないということです。
僕も必要な場面では膝やふくらはぎにしっかり力を入れていました。
ただし、ずっと力を入れっぱなしではありません。
常に力いっぱい挟み続けていたら、今度は下半身が疲れてしまいます。
加速するとき、ジャンプするとき、コーナーを走るとき。
そのときの状況に合わせて、
力を入れるところと、力を抜くところを使い分ける。
そうやって少しずつ感覚を覚えていきました。
僕はニーグリップをバイクの基礎だと思っている
僕自身、今までバイクに乗ってきて、ニーグリップは特定の場面だけで使うテクニックというより、バイクに乗るうえでの基礎の一つだと思っています。
加速するとき。
ジャンプするとき。
コーナーを走るとき。
いろいろな場面で下半身を使うことが必要になります。
腕だけでバイクを抑えようとすると、疲れるだけでなく、バランスも取りづらくなります。
逆に、膝やふくらはぎなど下半身も使えるようになると、体全体でバイクを扱いやすくなります。
だから僕は、これからバイクを上達したい人には、
まず腕だけに頼らず、下半身も使うことを意識してほしい
と思っています。
最初から完璧にできなくてもいい
もちろん、最初から自然にニーグリップができるわけではありません。
僕も最初は腕だけに頼っていました。
先輩から教えてもらって、何度も走りながら少しずつ感覚を覚えていきました。
最初は、
「膝で挟む」
ということを意識するだけでもいいと思います。
そこから少しずつ、
「今は力を入れた方がいいな」
「ここでは少し力を抜こう」
という感覚が分かるようになってきます。
クラッチやブレーキと同じで、ニーグリップも何度も乗りながら体で覚えていくものだと思います。
まとめ|腕だけではなく体全体でバイクに乗ろう
モトクロスを始めた頃の僕は、とにかく腕だけでバイクを抑えていました。
その結果、すぐに腕がパンパンになり、走行後には手が動かしづらくなるほど疲れることもありました。
そこで先輩から教えてもらったのが、膝やふくらはぎを使って車体を支えるニーグリップです。
ニーグリップを覚えてからは、腕だけに頼るのではなく、少しずつ体全体でバイクを扱う感覚が分かるようになっていきました。
加速、ジャンプ、コーナー。
僕は、どの場面でも下半身を使うことが大切だと感じています。
ただし、常に全力で挟み続けるのではなく、状況に合わせて力を入れたり抜いたりすることも大切です。
僕にとってニーグリップは、
バイクが上手くなっていくうえで欠かせない基礎の一つ。
腕だけでバイクにしがみついて疲れてしまう人は、膝やふくらはぎなど、下半身も使ってバイクを支えることを意識してみてください。
