バイクの維持費って実際いくらかかる?
バイクを買いたいと思ったとき、車体価格と同じくらい気になるのが買った後の維持費です。
「250ccなら年間いくら?」
「400ccになるとかなり高くなる?」
「車検がないバイクなら安い?」
と気になる人も多いと思います。
バイクの維持費には、
- 税金
- 自賠責保険
- 任意保険
- ガソリン代
- オイル交換などのメンテナンス代
- タイヤなどの消耗品
- 駐車場代
- 車検費用
などがあります。
この記事では、初心者にも分かりやすいように125cc・250cc・400ccクラスを中心に解説します。

結論|年間維持費は乗り方によってかなり変わる
最初にざっくり言うと、維持費は排気量だけでは決まりません。
たとえば、
年間2,000kmしか乗らない人と
年間10,000km乗る人
ではガソリン代・タイヤ・オイル交換などが大きく変わります。
さらに、
- 自宅に無料で停められるか
- 任意保険はいくらか
- 整備を自分でするか
- ショップへ任せるか
でも差が出ます。
そのため、この記事の金額は目安として考えてください。
まず毎年かかる税金
バイクには排気量に応じた軽自動車税がかかります。
2026年度の年額は、
| 排気量 | 軽自動車税 |
|---|---|
| 90cc超〜125cc以下 | 2,400円 |
| 125cc超〜250cc以下 | 3,600円 |
| 250cc超 | 6,000円 |
です。名古屋市などの自治体でもこの税率が案内されています。
つまり税金だけを見ると、
125ccと400ccでも年間数千円の差です。
「排気量が大きくなると税金だけで何万円も上がる」というわけではありません。
自賠責保険
公道を走るバイクには自賠責保険への加入が必要です。
自賠責は排気量や契約期間によって保険料が異なります。
また現在は、2026年10月31日までの契約と、2026年11月1日以降に開始する契約で基準料率が変わります。 損害保険料率算出機構が新料率を公表しています。
この記事を書いている時点では改定直前なので、具体的な保険料については、加入時に保険会社や最新の公式料金を確認するのがおすすめです。
任意保険
自賠責とは別に考えたいのが任意保険です。
ここは維持費の中でも、人によってかなり差が出ます。
年齢、等級、補償内容、車種などによって料金が違うため、
「バイクなら年間○万円」
と一律には言えません。
特に若いライダーの場合は保険料が高くなることもあるので、車体を買う前に見積もりを取っておくと安心です。
ガソリン代
次に分かりやすいのがガソリン代です。
例えば、
- 年間走行距離:5,000km
- 実燃費:30km/L
- ガソリン:180円/L
という計算例なら、
5,000 ÷ 30 × 180
で、
年間約30,000円
になります。
当然、
- 燃費の良い125cc
- 大排気量バイク
- 高回転で走ることが多い
- 長距離ツーリングが多い
などで変わります。

オイル交換などのメンテナンス費用
バイクは買って終わりではありません。
定期的に、
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- チェーン清掃・注油
- タイヤ
- ブレーキパッド
- 冷却水
- バッテリー
などを確認・交換します。
どこまで自分で作業するかによっても費用は変わります。
僕自身、バイクに乗ってきて感じるのは、小さなメンテナンスを後回しにすると、結果的に大きな出費につながることがあるということです。
日常的な点検については、バイクに乗る前のメンテナンスチェックの記事でも紹介しています。
→以前のメンテナンス前チェックの記事はこちらから
チェーンも消耗品
チェーン車の場合は、チェーンの清掃や注油も必要です。
僕自身、チェーンの潤滑不足やサビ・劣化によるトラブルを経験したことがあります。
定期的な注油なら大きなお金はかかりませんが、チェーンとスプロケットを交換することになれば出費は大きくなります。
チェーン注油の頻度や方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
タイヤ代も忘れやすい
タイヤは維持費の中でも比較的大きな消耗品です。
価格は、
- タイヤサイズ
- メーカー
- スポーツタイヤ
- ツーリングタイヤ
などによって大きく違います。
さらにショップで交換する場合は工賃も必要になります。
車体を買うときは、タイヤの残り溝も見ておくと購入直後の出費を予想しやすくなります。
250ccと400ccの大きな違いは車検
維持費を考えるうえで大きな境目になるのが250cc超です。
250ccを超える二輪車は小型二輪に分類され、継続検査、いわゆる車検の対象になります。国土交通省も250cc超の二輪を小型二輪として案内しています。
一方、125cc超250cc以下の軽二輪は車検対象ではありません。
そのため、
維持費を抑えつつ高速道路も走りたい
という人が250ccを選ぶ理由の一つにもなっています。
※高速道路の利用条件などは別途確認してください。

250ccには重量税がまったくない?
ここは少し注意です。
125cc超250cc以下の軽二輪では、新車届出時などに自動車重量税が関係します。国土交通省の2026年5月以降の税額表では、検査対象外軽自動車の二輪自家用について4,900円とされています。
そのため、
「250ccは税金が一切ない」
という理解は避けた方がいいです。
駐車場代で維持費が大きく変わる
意外と大きいのが駐車場です。
自宅の敷地に無料で置けるなら0円ですが、月極バイク駐車場を借りれば毎月費用が発生します。
例えば仮に、
月5,000円
なら、
年間で60,000円です。
これだけで税金やオイル交換代より大きな出費になることがあります。
都市部でバイクを所有するときは、車体を買う前に駐車場所を確認することが大切です。
125cc・250cc・400ccの年間維持費のイメージ
ここはあくまでざっくりしたモデルケースです。
年間5,000km程度走り、自宅駐車場無料という条件で考えると、
| 項目 | 125cc | 250cc | 400cc |
|---|---|---|---|
| 軽自動車税 | 2,400円 | 3,600円 | 6,000円 |
| ガソリン | 約2〜3万円 | 約3〜4万円 | 約4〜6万円 |
| オイル・基本整備 | 約1〜2万円 | 約1〜3万円 | 約1〜3万円 |
| 消耗品積立 | 約1〜3万円 | 約2〜4万円 | 約2〜5万円 |
| 車検 | なし | なし | あり |
| 任意保険 | 人による | 人による | 人による |
※ガソリン・メンテナンス費は車種や乗り方による参考例です。
この表を見ると、
125cc → 維持費を抑えやすい
250cc → 車検なしでバランスが良い
400cc → 車検費用も考える必要がある
という違いがあります。
バイクの維持費を抑える方法
日常点検をする
空気圧、チェーン、オイルなどを定期的に確認します。
故障してから直すより、早く気づいた方が費用を抑えられることがあります。
簡単な整備を自分で覚える
チェーン注油や簡単な点検など、自分でできる作業を覚えるのも一つの方法です。
ただし、安全に関わる整備や自信のない作業は無理せずショップに任せます。
初心者がそろえておきたい工具については、こちらの記事でも紹介しています。
安さだけで排気量を決めなくていい
維持費だけなら、小排気量の方が抑えやすいです。
でも、
- 高速道路を使いたい
- 長距離ツーリングをしたい
- 好きなバイクに乗りたい
- パワーが欲しい
など、人によって目的は違います。
年間数万円の差だけを見て、本当に乗りたいバイクを諦める必要はないと思います。
大切なのは、買った後にどれくらいのお金が必要なのかを先に把握しておくことです。
よくある質問
250ccは維持費が安い?
比較的抑えやすいカテゴリーです。
125ccより税金や燃料代などが増えることはありますが、250cc以下の軽二輪には定期的な車検がないため、400ccクラスとの大きな違いになります。
400ccは維持費がかなり高い?
必ずしも何倍にもなるわけではありません。
税金だけなら250cc超は年6,000円です。
ただし、車検・タイヤ・燃料・任意保険などを含めると250ccより高くなりやすいです。
バイクで一番お金がかかるものは?
人によります。
都市部なら駐車場、若い人なら任意保険、たくさん走る人ならガソリン・タイヤなどが大きくなることがあります。
まとめ|車体価格だけでなく年間維持費も考えよう
バイクの維持費は排気量によって変わりますが、実際には乗る距離・保険・駐車場・メンテナンス方法による差もかなり大きいです。
初心者なら、
税金
+保険
+ガソリン
+メンテナンス
+駐車場
+車検の有無
を確認しておけば、購入後の出費をイメージしやすくなります。
「車体は買えたけど維持できない」とならないように、バイクを選ぶときは年間でいくら使えるのかも一緒に考えてみてください。
