バイクに乗り始めたばかりの頃は、どうしても目の前の路面ばかり見てしまうことがあります。

僕もモトクロスを始めた頃は、目の前のことに意識が向きすぎて、走っていて余裕がないことがありました。

そんなとき、モトクロスの先輩から教えてもらったのが、

「もっと遠くを見ることを意識して走る」

ということでした。

実際に視線を遠くへ向けるようにしてみると、少しずつ走るラインが見えやすくなり、先のことを考える余裕も生まれてきました。

僕にとって「視線」は、走りやすさだけではなく、バイクに乗っているときの恐怖心にも関係していると感じています。

この記事では、僕がモトクロスを通して学んだ「視線を遠くに置くことの大切さ」について、自分の経験をもとに紹介します。

最初は目の前ばかり見ていた

バイクに慣れていない頃は、どうしても目の前にあるものが気になります。

路面の凹凸やコーナー、障害物など、すぐ近くにあるものを一生懸命見ながら走ってしまいます。

僕も最初はそうでした。

でも、目の前のことばかり見ていると、その先がどうなっているのかを考える余裕がありません。

次に何が来るのか分からないため、走っていて焦ったり、怖いと感じたりすることもありました。

モトクロスの先輩から「もっと遠くを見て」と教わった

そんなとき、モトクロスの先輩から視線について教えてもらいました。

言われたのは、今見ているところよりも、さらに先を見ることを意識するということでした。

最初は「遠くを見るだけで何が変わるんだろう」と思う部分もありました。

でも、実際に意識して視線を遠くに置きながら走ってみると、自分の中で少しずつ変化が出てきました。

遠くを見ると走るラインが見えやすくなった

視線を遠くへ向けるようになって感じたことの一つが、

走るラインが見えやすくなったことです。

目の前だけを見ていると、その瞬間のことしか分かりません。

しかし、少し先を見るようになると、

「この先はこう走ろう」

「次はこのラインを通ろう」

「この先で曲がる準備をしよう」

といったことを、少し早めに考えられるようになりました。

先を見ることで、目の前の状況に反応するだけではなく、次の動きを準備しながら走れるようになっていったのです。

一番変わったのは「心の余裕」

僕が視線を遠くにするようになって、一番大きく変わったと感じたのは、心に余裕ができたことでした。

目の前ばかり見ていた頃は、その先に何があるのか分からないため、走りながら焦りを感じることがありました。

でも遠くを見るようになると、少し先の状況が早めに分かります。

すると、次に何をすればいいのかを考える時間ができます。

その結果、僕自身は以前よりも落ち着いて走れるようになり、恐怖心も少なく感じるようになりました。

速く走れるようになったというよりも、まず気持ちに余裕を持ってバイクを操作できるようになったことの方が大きかったと思います。

「遠くを見る」は目の前を無視するという意味ではない

ここで注意したいのは、「遠くを見る」というのは、目の前の路面や危険を見なくてもいいという意味ではありません。

バイクに乗っている以上、近くの状況も確認する必要があります。

僕が先輩から教わって意識したのは、目の前一点だけを見続けるのではなく、視線を先へ送りながら、周囲の状況も見ることでした。

特に公道では、車や歩行者、信号、道路状況など、確認しなければならないものがたくさんあります。

「遠くを見る」という感覚だけに集中しすぎず、周囲の安全を確認しながら走ることが大切です。

視線を変えただけで一気に上手くなるわけではない

もちろん、遠くを見ることを意識したからといって、突然バイクが上手くなったわけではありません。

クラッチ操作やブレーキと同じように、これも何度も走りながら少しずつ身についていきました。

最初は意識して遠くを見ていても、気づくとまた目の前を見ていることもありました。

それでも何度も意識して走っているうちに、少しずつ自然に先を見るようになっていきました。

僕の場合、こうした小さな積み重ねが、少しずつ走りの余裕につながっていったと感じています。

今でも視線は大切だと思っている

バイクに乗る経験が増えた今でも、視線はとても大切だと思っています。

クラッチやブレーキの操作ももちろん重要ですが、

「自分がこれからどこを走るのか」

を見ることも、バイクを操作するうえで欠かせないと感じています。

特に余裕がなくなってくると、人はどうしても目の前のことに集中しやすくなります。

そんなときほど、少し先へ視線を向けることを意識すると、僕の場合は走りにも気持ちにも余裕が生まれました。

まとめ|目の前だけでなく、少し先を見ることを意識しよう

僕がモトクロスを始めた頃、先輩から教えてもらったことの一つが、

「もっと遠くを見る」

ということでした。

それまで目の前ばかり見ていた僕も、視線を先へ向けるようにすると、少しずつ走るラインが見えやすくなりました。

さらに、先の状況が分かることで次の動きを考える余裕も生まれ、僕自身は恐怖心も以前より少なく感じるようになりました。

視線を変えただけで急に上手くなるわけではありません。

それでも、何度も意識しながら走ることで少しずつ身についていきます。

バイクに乗っていて「目の前のことだけで精一杯」「走っていると余裕がない」と感じる人は、安全を確認しながら、今見ている場所より少し先へ視線を向けることを意識してみてください。